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犬の介護でノイローゼに!?相談できる場所はあるの?

大切な愛犬も、いつかは最期を迎えます。

できるだけ健康寿命が長く、旅立つときは眠るように安らかにというのが理想ですが、長い闘病生活の末に旅立ったり、介護を必要とするわんちゃんも少なくありません。

一度犬を飼ったら、最期まで世話をするというのは当たり前のことですが、それができない方も多く、飼育放棄をする人もいます。

また、いくら愛犬を大切に思っていても、長く介護が続き、心配事が増えたり睡眠不足になると、飼い主さんご自身がノイローゼになってしまうケースもあるようです。

今回は、介護でお悩みの飼い主さんが少しでも楽になれるようなサービスはないのか、自分でできる方法はないのか調べてみました。

犬の介護がつらい!介護方法を相談できるサービスはある?

子犬や若いわんちゃんを育てることに対して、喜びを感じる方は多いですが、介護となると先が見えず、弱っていく愛犬を見ているのは本当に辛いものです。

ですが、一番つらいのは、自分の状況について相談できる場所というのが無いことではないでしょうか?

人間の場合は、行政がサービスを行っていますので、市役所に行けば相談場所も教えてもらえますし、役所自体に相談窓口が設置されているので、希望が見えますが、ペットの場合は国が行っているサービスがありません。

このように、相談できる場所がない、知らない飼い主さんが一人で抱え込んでしまい、介護疲れでノイローゼになるケースがあるようです。

しかし、ペットに特化した介護の相談場所や老犬ホームなども各地に存在しています。

ここでは、ペットの介護相談をしてくれるサービスを一部ご紹介します。

1)関東のサービス

THEケネルズ東京

住所:東京都目黒区洗足2-19-2
電話:0120-085-808
HP:https://the-kennels.tokyo/index.html

こちらは、東京目黒にある老犬ホームです。

飼い主さんの負担を少しでも軽減するために考えられたサービスが充実しています。

見学もできますので、気になる方は問い合わせをしてみてくださいね。

2)関西のサービス

ペットホテルアロハミミタン

住所:大阪府大阪市東住吉区駒川1-20-8
電話:090-1895-1255
HP:https://aloha-mimitan.amebaownd.com/

こちらは関西にある、ペットホテルです。

老犬・老猫ホームも同時にサービスとして行われています。

立地も良いので便利である他、ご自宅でサービスを行っておられるので24時間体制であるため安心です。

3)その他地域のサービス

ケア付ペットホテル ニャンワンクラブ(宮城県仙台市)

住所:宮城県仙台市青葉区八幡2-1-21
電話:022-275-0021
HP:https://www.nyanwan.jp/

こちらは宮城県仙台市にあるペットホテルです。
老犬を預かるサービスも行っています。

他には、ペットタクシーも運営されているので、車が無い方はとても便利ですよね。

4)オンラインサービス

最近では、オンラインサービスの需要が目覚ましく、さまざまなサービスがオンラインで提供されています。しかし、オンラインサービスが充実してきたのがここ数年のことですので、ペットの介護についてのオンラインサービスはまだ充実していません。

ですが、とても需要のある分野ですので、今後はサービスも整備されていくことでしょう。

犬の介護でうつになるの?ストレス解消しながら楽しく介護できる方法

人の場合は、家族の介護でノイローゼになってしまう、介護ノイローゼが社会的な問題となっています。

ですが、調べてみたところペットの介護によるうつやノイローゼになってしまう飼い主さんも最近では増えてきているようです。

ペットは家族ですし、もちろん大切なのですが、介護や看護が長期間になってくると飼い主さんの精神面がダメージを受けてしまいます。

しかし、大切なペットの飼育を途中で放棄することはあってはならないことですよね。

では、一体どうすれば飼い主さんのストレスを軽減しながら愛犬の介護をすることができるのでしょうか?

犬の介護疲れが原因でうつになる飼い主さんてどれくらいいるの?

そもそも、犬の介護疲れが原因でうつになる飼い主さんは、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?

人が鬱になる割合ですが、

生涯に1度はうつになる方の割合・・・5.7%
精神科医を受診している方の割合・・・24.2%

と、意外と他人事ではない数値が出ていますよね。

ペットの介護という項目で鬱になったという結果は出ていませんが、家族や友人などのプライベートな関係が原因で鬱になった方は、うつ病患者さんの実に30%近くにもなっているという数字が出ているのです。

ペットも家族であるという概念を当てはめると、この原因に当たるのかもしれません。

犬の介護で仕事を辞める?両立する方法はないのか?

犬の介護をするために、仕事を辞める方もいらっしゃいます。

ですが、ペットは家族であるという意識が当たり前だと思っているのは、通常はペットを飼育している方、飼育した経験がある方だけです。

ですので、ペットの介護のために仕事を休んだり、辞めたりするのをなかなか理解してもらえないのが現状です。

仕事を辞める際に、別にペットの介護のためと会社に言う必要はありませんし、言ったところで理解してもらえないことも多いです。

でも、ペットの介護のために仕事を辞めてしまって本当に大丈夫なのでしょうか?

ペットに掛かる費用については、病院代を含め、国の補助があるわけではないので、全て実費です。もちろん老犬ホームなどに入所させる場合も、補助金が出るというわけではありません。

できれば、ご自身の生活費のためにも仕事と介護を両立できるにこしたことはないのではないでしょうか?

犬の介護のために退職した方の体験談

ここで、ある飼い主さんの体験談についてお伝えしましょう。

飼い主Aさんの愛犬は、16歳の老犬で、今まで仕事と介護を両立させていたのですが、いよいよそれが難しくなったため、退職したそうです。

日中、老犬ホームなどに預かってもらう方法もありましたが、費用の面で難しく、断念したそうです。

現在は、ご愛犬の介護をしながら生活なさっていますが、毎日だと睡眠不足になるので、週に1度程度はホームに愛犬を預かってもらいながら、上手にストレス解消なさっているようです。

また、Aさんの職場は、とても理解のある職場で、「犬の介護が終わったら、また働いてほしい」と言ってくださっているそうです。

Aさんの場合は、ある程度貯金もあったし、自分の生活のことは心配なく仕事を辞めて愛犬の介護に専念できる状況にあったというのが、ラッキーでしたし職場の方の理解もあるということが何よりAさんを支えているのではないでしょうか?

老犬介護のヒントに!ブログ紹介

ペットの介護について、経験者の話を聞くのが一番良いのですが、なかなか身近にそういう方がいないという場合は、犬の介護についてブログを開設されている方の記事を読むのも良いでしょう。

いくつかご紹介しますね。

老犬介護の玉葱工房『W黒熊犬日記』

老犬介護用品と友禅アロハの【玉葱工房】では、必要に迫られて老犬介護用品を開発し、特許申請・発売し、多くの老犬と飼い主さんに支持されてきました。実体験で蓄積した老犬介護ノウハウや裏技を発信します。

http://tamanegikobo.blog102.fc2.com/

いつもシニアドッグのそばに

愛犬の訪問介護、介護相談を行なっています。
心をこめて、飼い主さんとワンちゃんのためにアドバイス、お世話をさせていただきます。
なんでもお気軽にご相談ください。
介護予防のエクササイズ、脳トレ、マッサージなどのケアなども積極的に行なっています。
筋力低下を予防して、愛犬のシニア期をいきいきと楽しく!

https://ameblo.jp/one-by/

今日の寝顔~いつまでも一緒に

わんひとり(推定年齢16歳)、にゃんふたり(推定年齢6歳と4歳)との暮らし、わんの介護日記を中心につづります。

https://blog.goo.ne.jp/togetherforever

犬の介護本!おすすめなのは?

犬の介護について、学んでみようと思われたら専門書を読むのも良いでしょう。

こちらは、少し高額な本ですが、犬や猫の介護について必要なことが全て書かれています。

犬と猫の老齢介護エキスパ-トブック /EDUWARD Press/若山正之

●動物看護師と獣医師にともに役立つ、老齢介護の考え方やノウハウが満載!
 ペットの長寿化・高齢化に伴い、老犬・老猫といわれる7歳以上の来院が急速に増えています。『その子に見合うオーダーメイドの介護方法』を飼い主に提供できるかどうかは、動物病院にとって大きな課題となっています。
 老齢介護では、『動物の体をよく看ること』に加えて、『飼い主さんの心に寄り添いながら、適切なアドバイスを行うこと』が要求されます。本書には、獣医師と動物看護師がそれぞれの視点を活かしつつ、一体となって対応するためのノウハウが満載です

●『老犬・老猫の元気な暮らし方』を、飼い主さんに上手くアドバイスするために!
 老いや病気に負けずに、愛犬・愛猫が穏やかな老齢期を送るための方法を、本書では具体的に提示。その際の重要ポイントである、①飼い主さんの愛情、②食事や飼い方などの飼育環境、③獣医師や動物看護師の技量についても、ていねいに解説しています。
また、若山先生が提唱する『0歳から始める、老齢期を見すえた健康管理の大切さ』についても、老齢動物医療について定評ある若山動物病院の実践成果に基づくアドバイスを、多数紹介しています。

【本書の特長】
1.老齢期にかかりやすい病気についても、病因・診療・看護のポイントを、しっかり解説!
2.カラーの写真や図が豊富なので(約130点)、ビジュアルでラクラク理解!
3.多くのチェックポイントコーナーが、知識の整理に便利!
4.「こまめな項目設定」と「知識の逐次整理」により、必要なことがすぐに確認できる。事
典としても便利!
5.わかりやすい「用語解説」付き!

https://eduward.online/products/detail/240

犬の介護は大変!期間はどれくらいかかる?

大切な愛犬とはいえ、犬の介護は本当に大変です。

あとどれくらい介護しなければならないのだろうか?
この子はいつまで生きるんだろう?

そういうことを思い浮かべてしまうこともあるかもしれません。

先が見えないからこそ、不安になったりしてしまうのです。
犬の介護の期間は誰にもわかりません。

でも、介護疲れをするご自身を絶対に責めないでください。

大切なのは、一人で抱え込まないこと、相談できる場所を見つけてどんどん利用することです。

まとめ

今回は、犬の介護についてまとめてみました。

この記事を読まれた方が、「もしかしたら、犬の介護に疲れているのは自分だけなのかもしれない」と悩んでおられてたどり着いたのであれば、決して自分だけが悩んでいるのではなく、また犬の介護について悩むのは悪いことではないということをわかっていただければ嬉しいです。

ABOUT ME
megumi
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愛犬チワワ6匹と過ごしています。ライターとして勤務しているほか、ペットを飼育されている方のご相談に対応しております。犬の手作りおやつショップ「あいうえお歌劇団スマイルキッチン」運営、犬服ハンドメイドショップ「Etoile costume」運営。【保持資格】 犬の食事療法インストラクター師範資格、 ペットビジネスマネジメント講師資格